#6

佐賀から世界へ。新たなスポーツシーンを切り拓く。

#6

佐賀から世界へ。新たなスポーツシーンを切り拓く。

2024年に開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会を契機に、佐賀県ではアスリートと県民、両方に向けた様々なプロジェクトを立ち上げている。SSP(SAGAスポーツピラミッド)構想やSAGAサンライズパーク整備事業など、一連の取組について担当チームに話を聞いた。

Member

西浦 聡子

2000年入庁

文化・スポーツ交流局
SAGAスポーツピラミッド推進グループ SAGAスポーツピラミッド推進担当
係長
行政職

東 啓一郎

2002年入庁

文化・スポーツ交流局
SAGAサンライズパーク整備推進課 整備担当
係長
電気職

香月 千春

2010年入庁

文化・スポーツ交流局
SAGA2024施設調整課
施設整備担当
主査
建築職

上田 祐大

2015年入庁

文化・スポーツ交流局
SAGA2024総務企画課
総務企画担当
主事
行政職

※掲載されている情報は2020年取材当時のものとなります
※記事中の写真は一部イメージです

スポーツのチカラで、
人づくり・地域づくりを。SSP構想で世界に挑む

2018年、佐賀県はSSP構想プロジェクトを発足。世界に挑戦するトップアスリートの育成や県民誰もが自分なりのスタイルでスポーツに携われる土壌をつくり、佐賀のスポーツ文化(する・育てる・観る・支える)を活性化させていくことが狙いだ。2024年の「SAGA2024 国スポ・全障スポ」に向けて県として競技力を向上させるのはもちろんのこと、その先に向けてスポーツのチカラを活かした人づくり、地域づくりを進めている。具体的な取組としては、県外から優れた指導者を定期的に佐賀に招き、選手・指導者のレベルアップを図る他、アスリートに特化した就職支援も行っている。「アスリートが佐賀で競技を続けるためには、就職環境を整えることが必須。そこで私たちが県内の様々な企業様に出向き、SSP構想をご説明します。SSP構想に賛同いただいた多くの企業様に将来が有望なアスリートを正社員として採用していただいて大変感謝しております」と西浦係長。きめ細やかなマッチングにより、2019年だけで日本トップクラスのアスリート7名のマッチングに成功しているそうだ。西浦係長は「私達が支援した選手が力をつけて全国、世界で活躍し、引退後は指導者として次世代のアスリートを育てていただきたいと思っています。その好循環を作っていき、スポーツの力を活かした人づくり、地域づくりに繋げていきたいですね」と未来を見据えている。

誰もがスポーツを親しむ環境を。

2024年に控える「SAGA2024 国スポ・全障スポ」は、国民体育大会から、国民スポーツ大会へと変わり、初めての本大会となる。そのメイン会場となる佐賀県総合運動場・総合体育館エリアのリニューアルが始まった。と言うのも、同地は1976年に開催された「若楠国体」の会場で、施設の老朽化とともに、現在のスポーツ施設に求められる規模や機能が十分ではなくなっていたのだ。このリニューアルの整備を担当する東係長は「総合運動場・総合体育館のエリアを一体的に整備し、アスリートはもちろん誰もが使いやすい環境作りを目指している」と話す。施設名も一新し「SAGAサンライズパーク」(YouTubeリンク)と命名。日の出という住所であることにちなみ、この地から「佐賀を光り輝かせていく」という想いを込めていると言う。隣接する佐賀市文化会館を含め、このエリアがスポーツや文化の新たな拠点となる。今回は、スポーツ施設として使いやすいことはもちろんのこと、「観る」スポーツやコンサートなどのイベント開催など、多目的に使えるアリーナを新たに設けた。収容客数はおよそ8400人。このキャパシティであれば、著名アーティストの全国ツアーにも対応できる。また、ウッドデッキでオープンエアーを楽しめる飲食店なども計画していて、「休日はもちろん平日にふらっと訪れてスポーツを楽しんだり、同時に食事や散歩をしたり、それぞれのスタイルで楽しめるような心地よい空間を目指した」と東係長。「さが躍動」の象徴的なエリアとなることを目指すSAGAサンライズパークの建設は、2023年春に予定するグランドオープンに向けて現在も着々と進んでいる。

※SAGAサンライズパーク整備イメージ

選手、企業、県民。
佐賀県全体を巻き込む推進力。

プロジェクト開始からわずか2年余りながら、佐賀県のSSP構想は着実に成果を出し始めている。例えば、県外から指導者を招いて積極的な強化を図っている佐賀工業高校ラグビー部は、2019年に開催された「いきいき茨城ゆめ国体」で2位に輝いた。また、SSPトップアスリートの大谷桃子さんは2020年の全仏オープン車いすテニスで準優勝の快挙を成し遂げるなど、日本のみならず世界で功績をあげている。現在、佐賀県が支援しているアスリートは総勢1000名。「アスリートと企業をマッチングできたり、支援しているアスリート・競技が大きな成果を果たしたときは、まるで自分ごとのように嬉しいですね」と笑顔で語る西浦係長。この短期間でSSP構想といった珍しい取組を可能にできるのは、県庁内の風通しの良い佐賀県ならでは。関係課が協力して、SSP構想実現のために同じ方向を向いているからだと言う。さらに、県内外の企業・団体とタッグを組み、企業と共同でスポーツ教室を開催したり、日本フェンシング協会と連携し、ふるさと納税に取り組むなど、先進的な試みも行っている。こういった県の積極的な姿勢が中心となり、2024年に開催される「SAGA2024 国スポ・全障スポ」に向けて県全体の機運が高まっているそうだ。

※SSPライジングアスリート 古田育男選手(中野建設所属)

SAGA2024はあくまで通過点。
スポーツで佐賀の未来を創る。

SAGA2024の準備が急ピッチで進む中、西浦係長は「あくまでSAGA2024は県民の皆さまがスポーツに興味を持つきっかけであり通過点。世界で活躍するアスリートを育てることはもちろん、県民の皆さまが自分にあったスタイルでスポーツに関わってほしいですね」と今後の展望を語る。開・閉会式会場の整備を担当する香月主査は、「SAGA2024は、天皇皇后両陛下が出席されるほどの大会ですから、こういった大きな事業を任せてもらえるのはプレッシャーもありますが大きなやりがいがあります。」上田主事も「SAGA2024を成功させることはもちろん、地元の皆さまも色々な形で関わっていただいて、1人でも多くの方にスポーツのチカラを感じていただきたいという想いがあります」と熱弁する。行政、アスリート、企業・団体、そして県民。その全てが一体となってスポーツに情熱を注ぐ佐賀県は、これからさらなる盛り上がりを見せることだろう。

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