警察行政職

田口 知寛

2001年採用

県警本部 刑事部 鑑識課

鑑識技術の力で、事件の真相に挑む。

刑事部の鑑識課で、刑事ドラマさながらに鑑定官の仕事に従事する田口知寛(たぐち・ともひろ)さん。警察署から運転免許課や会計課など、様々な部署で経験値を積んだベテランである。今年で採用21年目を迎える彼は、どのようなキャリアを歩んできたのだろうか。

CAREER

2001年

諸富警察署 警務係 主事

2003年

神埼警察署 警務係 主事

2004年

運転免許課 学科試験係 主事

2005年

運転免許課 免許係 主事

2006年

交通規制課 規制係 主事

2010年

会計課 管財係 主事

2011年

施設装備課 施設係 主事

2012年

会計課 予算係 副主査

2014年

鑑識課 写真係 副主査

2015年

鑑識課 足痕跡係 副主査

2020年

鑑識課 足痕跡係 係長(鑑定官)

※掲載されている情報は取材当時のものとなります。

「誰かの役に立ちたい」
生来の正義感から
警察職員に。

私には、小さい頃から自分が生まれ育った佐賀県で「人のためになる仕事がしたい」という想いがありました。また、高校時代の親友のお父さんが警察官だったことから、警察の仕事に興味を持ち、警察職員を志望しました。警察署、運転免許課、交通規制課、会計課、施設装備課などの様々な部署を経験した後、現在は鑑識課で鑑定官として勤務しています。

様々な“痕”を辿り、
事件解決に導く仕事。

2014年から刑事部の鑑識課に所属しており、足痕跡係として主に、犯罪現場などに残された足跡から履物の名称を割り出したり、犯罪現場の足跡が犯人のものであるかどうかの鑑定を担当しています。足跡だけでなく、工具痕や手袋痕、タイヤ痕などの多種多様な痕跡の鑑定を担当しているため、どのような鑑定の方法が適切なのか判断に悩むことがあります。そういった際には、決して自分だけで考えずに上司のアドバイスや他県の事例を参考にしながら、最適な方法を見つけるようにしています。また最近は、若手警察官に対する鑑識の技術指導にも力を入れていますね。

膨大な根気と時間を費やし、 証拠を見つけたときの喜び。

まるで刑事ドラマのようですが、実際に犯罪現場の痕跡を観察して鑑定した結果が、犯人の犯行を裏付ける重要な証拠になったときの喜びは計り知れません。もちろんそういった成果を出すためには、どんなことがあっても諦めないという根気と膨大な時間が欠かせません。また、どんなに一生懸命やっても、重要な手がかりが得られないことも当然あります。事件と直接関わる仕事なので苦労することも多々ありますが、警察職員として県民の皆さんの安全・安心に貢献できることが仕事へのモチベーションになっていますね。

佐賀という環境だからこそ、 夢中で仕事に取り組める。

仕事柄、県民の方々とのコミュニケーションが欠かせないのですが、皆さん優しくて協力的な人が多く、警察職員としてとても仕事がやりやすいです。また、職場については基本的に佐賀県内の異動なので、自宅から通勤できる場合が多いところも魅力だと思いますね。こうした恵まれた環境のおかげで、日々の業務に一心不乱に打ち込むことができています。今後は、現在の担当している足痕跡鑑定のプロフェッショナルになるために経験と勉強を重ね、1件でも多くの事件解決に貢献したい、そう思います。

MESSAGE

佐賀県職員を
検討の方へ

警察職員には様々な職種や業務がありますので、きっと皆さんの能力や熱意を活かすことができると思います。安全で安心して暮らせる佐賀県を実現するために一緒に頑張りましょう!