中国でのビジネスを経て、 佐賀県庁の職員に。
私は中途入庁組で、入庁以前は中国・上海で日本企業の進出サポートやマーケティング調査などを行っていました。様々なビジネスに携わり、充実した日々を過ごしていました。転職のきっかけは、現地で佐賀県人会の幹事を務めていた際に地元・佐賀の良さを改めて認識したことです。次第に「自分が生まれ育った佐賀にいつか恩返しがしたい」と考えるようになり、佐賀県庁へ転職することを決意しました。
産・学・官が取り組む、
共同プロジェクトを牽引。
2013年から佐賀県、唐津市、玄海町、ジャパンコスメティックセンターなどが一体となって目指している「コスメティック構想」の実現に向けて、起業支援から海外のコスメクラスターとの交流に至るまで、幅広い取り組みを行っています。民間企業で培ったコミュニケーション能力や課題解決能力が、現在の仕事にも存分に活かされていると思いますね。
入庁して早15年。
挑戦心はまだ尽きない。
仕事のやりがいは、民間企業での経験や入庁15年間で培った知識や技能を存分に活かすことができている点にあります。今は管理職として部下の育成だけでなく、物事を大局で見る力や適切に判断する力を早く身につけられるよう、スキルアップに努めています。今まで様々な経験をしてきたという自負がありますが、まだまだ学びたいことが沢山ありますね。
行政らしからぬ自由な環境で、 様々な社会課題を解決したい。
食べ物が美味しい、混雑が少ない、物価が安い。海外で生活していたからこそ、佐賀県の魅力を実感しています。また、行政とは思えないほど柔軟な風土も全国的に大変珍しいと思います。例えば「さがデザイン」という県のあらゆる施策にデザイン視点を導入するという自治体としては画期的な取り組みは「2017年度グッドデザイン賞ベスト100」を受賞。今後も県として斬新なプロジェクトを次々と立ち上げていくのだと思います。私個人としてのビジョンは、社会課題をなるべく直接的に解決できるようなプロジェクトに関わりたいですね。