教壇の景色だけでなく、 教育業界を見渡したい。
私が佐賀県職員となったのが、2018年のこと。その前は教師として中学校の教壇に立ち、生徒に社会科を教えたりしていました。子どもと関わることができる魅力的な仕事で、刺激に満ち溢れる日々。しかし、働いているうちに「学校の中のいち教師ではなく、よりワイドな視点で教育業界全体について知りたい、関わってみたい」という想いが強くなり、佐賀県の教育行政職に応募しました。
段取り、調整、実行。 日々向上するビジネススキル。
仕事内容は、教育委員会の教育庁内の取りまとめや、会計年度任用職員の制度や教育委員会の表彰式、知事と教育委員会が教育をテーマに議論する総合教育会議などを担当しています。仕事の都合上、色々な方と関わることが多く、最初の頃は複数の業務が重なってくると業務の見通しが立たなくなり、段取りをするのに苦労しました。でも今は上司や周りの皆さんが助けてくださるおかげで、少しずつ業務を要領良くできるようになってきましたね。
人の役に立ち、人として成長できる仕事。
まだ入職して3年足らずですが、印象に残っている仕事が二つあります。一つは、総合教育会議で資料の取りまとめを担当した時のこと。限られた時間の中で多方面の調整をしなければならず大変でしたが、その会議の記事が新聞に掲載された時は大きな達成感を感じました。もう一つは、佐賀県教育委員会教育長表彰を担当した時。表彰者の選定から企画、実際の表彰式までの期間が長く、3ヶ月以上かけて準備を行いました。多くの人の力を借りながら無事に終えられた時の喜びは言葉にできません。この仕事の魅力は、実務を通して誰かの役に立てること。それに加え、業務を進めていくたびに新たな知識が増えていき、確かな成長が実感できますね。
コンパクトな街だからこそ、 ワイドな視点がすぐに活きる。
佐賀県は比較的コンパクトな街なので、異動になっても引っ越しをする必要が少なく、長い目で見てもすごく働きやすい環境だと感じています。また、教育行政職は学校だけでなく県庁で勤務することもあるため、色々な業務に携わることができるのも魅力的。教育行政職として入職し、私が求めていたワイドな視点で教育に携わることができて本当に充実しています。先に挙げた通りコンパクトな街ですので、何をするにもスピードが早い。これから様々な経験を積んで、教育の新しいかたちを佐賀県から全国に発信する取り組みを行っていきたいですね。