海外で働いていたからこそ、 日本のことをもっと知りたかった。
前職時代は、国際協力機構(JICA)で案件形成や事業管理を担当。具体的には、フィリピンで沿岸や森林といった資源管理を広域自治体で行うプロジェクトや、アフリカで水供給や発電所、保健や教育分野のコミュニティ開発プロジェクトの発掘や進捗管理に携わっていました。海外での職務経験が長かった私が佐賀県庁に入庁したのは、これまであまり知らなかった日本のことをもっと理解したかったから。前職を通じて、地域の人々の生活をよく理解するのは一番身近な地方自治体の役割だと感じており、公共機関でしかできないことをやりたいという思いがあったんです。
ゼロからイチを作る。
前職の経験が活きる毎日。
私が担当している業務内容は、県産品をより広めるために国内外での販路を拡大することと、佐賀の魅力を知ってもらうために情報発信をすることです。どちらもゼロの状態から始まることも多く、前職の何もない土地で生活基盤や仕事をイチから作って成果を出していくという経験が存分に活かされていると思います。今までで印象に残っている仕事は、入庁してすぐ担当した香港で佐賀牛を広めるプロジェクト。輸入卸の方から「佐賀がここまでやる気なら、佐賀と一緒にやるぞ!」というお言葉をいただき、生産者や現地の業者の方々の情熱を伝えることができて心からうれしかったです。
帰国・入庁から早12年。 いまだに発見のある日々。
私は佐賀県の出身ではありますが、早々に海外へと移り住んだので、佐賀のことは子どものときのことしかわかりません。それから時間が経ち、久しぶりに佐賀に戻ったわけですが、当然今まで住んでいた海外の国々とは文化が全然違うので、生活面はもちろんのこと、仕事でも色々な面で苦労しました。でも、徐々にその違いの中から楽しみを見出せるようになり、毎日何かしら新しい発見があります。入庁して10年以上が経ちますが、未だに多くの方から勉強させていただくことも多くエキサイティングな日々を過ごしています。
ちょうどいい規模感に、
風通しの良さ。
チャレンジしやすい土壌。
今まで海外の様々な国々を見てきましたが、佐賀県はとても魅力的な土地だと思います。全てが手頃なサイズ感で、人も土地も遠すぎず近すぎず、程良い距離感ですね。地方とはいえ、それなりの規模感はありますが、自分がチャレンジしたいことが叶う風通しの良さも魅力。自分次第でいかようにも活躍できるフィールドが整っていると思います。私もこれからたくさんのことに挑戦していく所存です。